ビル業界トピックス

「TOKYOシェアオフィス墨田」開業 都保有の3階建て築古施設を活用したワークプレイス

 リモートワークが広がりを見せるなかで、自宅や会社オフィス以外のワークプレイスへの需要が増している。東京都は4月より墨田区にシェアオフィスを開業。コロナ禍を機に広がった、新しいライフスタイル・ワークスタイルの実現を後押ししていく。

 東京都は今月1日、墨田区本所3丁目に「TOKYOシェアオフィス墨田(TSO)」を開設。6日にはメディア向けの内覧会を開催した。

 「TOKYOシェアオフィス墨田」は、東京都が保有する築46年の地上3階建て物件を丸ごと1棟活用したシェアオフィス事業。テレワークをより生産性の高いものとする「スマートワークスタイル」と、職住近接の実現などワークとライフの充実性を目指す「ネイバーフッドワークスタイル」の2つの観点により進めていく。加えて同施設では「TSO ETHICAL(エシカル) DESIGN」をテーマに掲げ、施設の装飾やデスク等に廃棄材を用いることで環境にやさしいワークプレイスを目指していくもの。

 立地は都営浅草線「本所吾妻橋」駅徒歩9分、「蔵前」駅徒歩11分、東京メトロ銀座線「浅草」駅徒歩13分と多くの路線から徒歩でアクセスできる場所にある。営業時間は平日9時~19時、利用対象者は東京都に在住・在勤の人とし、利用には事前の会員登録と利用予約が必須となる。

 1階にはコワーキングスペース、ソロブース、配信スタジオ、工房を設えた。コワーキングスペースとソロブースは30分の利用で税込み165円、多くの撮影機材を取り揃えた配信スタジオは1時間で税込み1万2430円の料金体系となる。

 さらに1階にはシェア工房も整備。機材や3Dプリンターも完備し、30分165円で利用できる。2階にはコワーキングスペース、3名定員の月額制レンタルオフィスを4室、無料で利用できるリフレッシュライブラリーを設えたほか、3階には時間貸しの会議室とソロワークブース、Web会議ブースを開設。昨今の多様なニーズに対応したワークプレイスを提供する。

 尚、同施設の運営は公益財団法人の東京しごと財団(東京都千代田区)が行う。内覧会の冒頭で理事長の中澤基行氏は「令和2年4月の緊急事態宣言発令後、都内企業のテレワーク導入率はそれまでの2割台から約6割に急増し、それ以降も5~6割台で推移するなど多くの人々がテレワークを経験し急速に浸透いたしました。一方で実際にテレワークを経験したことにより、自宅の執務環境の整備や労務管理の在り方など、定着に向けた課題も浮き彫りになってきています。本事業を通し企業のテレワーク支援を推進していくとともに、ライフワークバランスの実現や企業の生産性向上といった豊かな職業生活の実現と、活力ある地域・社会づくりに貢献できることを目指していきます」と意気込んだ。

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