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アダル 「A.T.I.C」シリーズVol.8 オルガテック出展 老舗家具メーカーが提案するオフィス向け家具

 業務用家具の製造・販売を手掛けるアダル(福岡市博多区)は、今月26~28日に日本で初開催される家具の見本市「オルガテック東京2022」にて、家具ブランド「A.T.I.C(アティック) vol.8」を出展する。

 「A.T.I.C」は「Active」、「Timeless」、「Inspiration」、「Creative」の頭文字をとった、同社オリジナルの家具ブランド。2000年の発売開始以来、vol.8を発表している人気ブランドだ。従来の業務用家具とは一線を画した、家具の持つ情緒的価値を生かすデザイン性の高さが大きな魅力だ。「A.T.I.C」を創刊した2000年当時は、デザイン家具の市場は海外が大きく、おしゃれな家具を入れたいという飲食店やホテルは海外の輸入品に頼るケースが大半だった。「A.T.I.C」はそういった事業者のニーズを叶える製品展開も強みとしている。

 同社はこれまでカフェやレストラン、ホテル向けの製品展開を主としていた。一方で最新のvol.8では昨今のオフィス向け家具のニーズの変化から、「ニューノーマル時代の ワークプレイスに。」をコンセプトとしたオフィス向け製品をラインアップ。昨年の5月から今年1月にかけて全3回、順次最新モデルをリリースした。

 第一弾はエントランスの向けに全26シリーズを発表。次いで第二弾では8月にワークスペースの中心ともいえる「コワーキング」、「ミーティング」、「カンファレンス(会議)」シーンに向け、全41シリーズをリリースした。さらに第三弾では「高集中」、「リチャージ」のシーンに向け、空間やニーズに合わせて形状をカスタマイズできるシステムソファやバースツールなどのアイテムを発表、新たに全11シリーズを追加した。

 加えて有名デザイン事務所とのコラボ商品も多数ある。今回のオルガテックでは、スペイン出身のクトゥ・マスエロス氏とエバ・プレーゴ氏が率いるデザイン事務所のStone Designs とのコラボで生まれたラウンジソファ「TENIS(テニス)」、モジュール式ソファ「TOFFEE(トフィー)」を展示。加えて自社のデザイナーが手掛けたダイニングテーブル「PORVO(ポルボ)」、半個室のパーソナルブース「LOHKO(ロフコ)」、本革ベルトで固定したユニークなデザインのベンチ「HANG(ハング)」と人気のモデルがラインアップする。

 東日本ブロック ブロック長の中村聖也氏は「元々椅子の張替屋として始まった当社では、椅子生地を使った椅子以外のプロダクトも多くあり、通常カラーバリエーションが余り多くないパーソナルブースやパーティションなども、お客様が求める質感や色味の生地を使用し、空間に合う商品を提供することができます。これまでのノウハウを生かし、感性をくすぐるような、私たちだからこそできる商品を揃えています。家具は見た目だけでは魅力が伝えきれない特性もあります。実際にオルガテックにお越しいただき、当社の家具を体験していただければ幸いです」と話す。

 昨今、オフィスの移転や縮小、リモートワークの推進などを背景にオフィスレイアウトに対する意識の変化が目覚ましい。社員が快適に働ける空間づくりに注力し、ワーカーの満足度向上に努める向きも目立つ。その中で、デザイン家具はオフィスの市場において更なる飛躍を見せそうだ。

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