ビル業界トピックス

「新TODAビル」が日本初の新CASBEE・Sランクを取得

 戸田建設(東京都中央区)は、東京都中央区京橋1丁目で建設中の新社屋「新TODAビル」が、建築環境総合性能評価システム(CASBEE)最高位のSランク認証を取得したと発表した。大規模複合用途ビルでのSDGs対応版CASBEE建築(新築)Sランク認証取得は日本初。また、自主評価による建築環境SDGsチェックリストでも総合スコアでランク5を獲得した。

 認証取得に向けた建築的取り組みとしては、外壁の大部分を占める基準階外周部に1・8mピッチで大小の縦フィンを配置し熱対策とした。また、南北にはバルコニー・庇を設ける事で日射負担を抑制し、高性能Low-E複層ガラスの採用等により、外皮負荷低減と有効受光の両立を図っている。そのほか、フロア階高を4・7m以上確保し、空間の対応性・更新性を図りサービス性能を向上している。また、建物前面に広場を設け、積極的に外構緑化・建物緑化を行い、街並みとの調和に配慮した景観計画にしている。

 構造では「日本一揺れない」という自社開発の免震構造を採用。耐震性能は建築基準法の1・5倍、変形許容は鉄骨免震構造の1/2、揺れ許容は鉄骨制振構造の1/2で設計している。また、基礎梁・耐圧スラブには低炭素型のコンクリートを採用する。

 空調設備はコージェネレーション設備700kW×2台を設置し廃熱は食堂の給湯等に利用する。屋上には水素蓄電設備を併用した太陽光発電パネルを配置する。

 運用段階では、消費されるエネルギー消費量を年間通じてモニタリングできる中央監視を構築し傾向を分析、妥当性を確認することで次年にフィードバックできる設備としている。また、その設備を組織的に運用管理できる体制を運用前に整備する予定であり、BIMを使用したFM構築にも取り組んでいる。

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