ビル業界トピックス

昨年より「ZENESQUE」ブランド展開 ポストコロナ時代の空間ソリューションに

 アート(川崎市中原区)は1976年の創業以来、出入管理を中心としたシステム開発・販売・管理を行う。納入先には大手不動産デベロッパーやビルマネジメント会社、大手ゼネコンなどが名を連ねている。昨年5月に新ブランド「ZENESQUE(ゼネスク)」を発表。最新技術を活用した高品質な商品を、手頃な価格で提供するブランドとして、中規模から中小規模サイズのオフィスビルへの導入提案を進めている。

 「ゼネスク」ではタブレット型サーマルカメラ(検温付きAI顔認証端末)、セキュリティゲート、個室型ワーキングブース、顔認証装置、人数カウントカメラなどの商品を展開している。店舗施設やホテル、行政施設などへ導入が広がっている。

 取締役常務執行役員の田村和寛氏は「ゼネスク」の展開の狙いについて「これまでの当社の製品では大型オフィスビルや商業施設などを中心に自社で開発した高機能・高性能で継続提供可能な製品展開してきました。今回その品質やアフターサポートは維持しながら価格を下げることでより多くのお客様への展開を図ろうと考え、『ゼネスク』が誕生いたしました」と明かす。

 コロナ禍を経て広がった「オフィスのニューノーマル」需要にも対応していく。「ゼネスク」ブランド発表後、最初に発表したのがタブレット型サーマルカメラ。その後の商品展開においても非接触・非対面ニーズを満たしたラインアップを発表している。田村氏は「コロナ禍のなかでの感染症予防対策として顔認証などの非接触で入退室ができる製品の需要が高まっています」と指摘する。これまで培ってきたノウハウを生かした製品の展開を積極的に進めている。さらにリモートワーク・Web会議が日常的になりそのニーズに見合う個室ブースなどの新しい商材を加えた。

 中小ビルオーナーにとって感染症対策のニーズや重要性を理解しつつも、コストなどがネックとなっていることもあった。「ゼネスク」はそういった敷居を下げてくれそうだ。

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