ビル業界トピックス

リアルゲイト 築31年ビルをリノベーション 居心地良い環境配慮型オフィス誕生

 リアルゲイト(東京都渋谷区)は、港区南麻布において環境配慮型のリノベーションオフィス「SNUG MINAMI―AZABU(スナッグ南麻布)」をオープンした。

 「白金高輪」駅より徒歩8分、「麻布十番」駅より徒歩10分に位置する同物件は、築31年の地上7階建てビル1棟をリノベーションしたもので、10㎡台から230㎡台までバリエーション豊富なサイズのプライベートオフィス全30区画のほか、コミュニティラウンジなどの共用部も充実している。2階のコミュニティラウンジは「SECRET CLUB」をコンセプトに、会員制社交クラブをイメージした内装を採用。英国風のパブのような雰囲気を演出したラウンジ内の入口にはカウンターを設けたほか、ラウンジの奥には商談や打ち合わせなどに活用できるシートゾーンを配置。また、隠し扉の奥にはシークレットルームも用意するなど、遊び心も存分に取り入れた空間となっている。

 また、同施設ではオフィス入居者がサステナブル体験を通じて環境問題を身近に感じ、環境への配慮や意識を高めるための新たな試みとして、屋上に野菜や植物を栽培する「ルーフトップファーム」を設けた。このルーフトップファームの土壌には大建工業(大阪市北区)が開発した独自の木質培地「グロウアース」を使用。国産の木材チップを粉砕処理し、特殊加工を施した「グロウアース」は一般的な土壌に比べ軽量化を実現。屋上での利用に適している。ルーフトップファームで栽培・収穫した野菜の一部は1階に入居するベーカリーショップ「ビースクエアード」で使用され、オフィスや店舗で排出された生ごみのコンポスト(堆肥をつくる容器)で再利用。ルーフトップファームで育てる作物用肥料として活用される。このほか、施設内で使用される電力はクリーン電力を使用し、CO2排出量削減にも貢献する。

 「スナッグ南麻布」が立地するエリアは住宅街であり、リアルゲイトではオフィスニーズがそれほど高くないエリア特性を考慮し、周辺企業や住人を誘致しやすいオフィス業態に加え、住宅エリアで需要があるパーソナルジムやヨガスクールなどのサービス店舗業態も取り込むことを想定。施設名の「SNUG」には「居心地のよい」、「くつろげる」といった意味があり、英国ではパブの奥にある少人数向けの個室という意味もある。同施設は利用者にとって居心地のよい空間を提供するとともに、サステナブルな社会の実現も目指す。

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