トラスト・ファイブのSDGs達成への取り組み

SDGs達成への取り組み

株式会社トラスト・ファイブは、SDGs宣言を行いました。
外務省の運営する「JAPAN SDGs Action Platform (ジャパンSGDsアクションプラットフォーム)」にて、弊社のSDGs達成への取り組みが事例として掲載されました。(詳細はこちら

トラスト・ファイブの
SDGs達成への取り組み 注目事例

トラスト・ファイブではSDGs達成に向け、日頃より様々な取り組みを実践しております。
その中でも、特にたくさんの方からご支持いただいている取り組みを2つ、まずはご紹介します。

注目事例・1

適切で正しい防災関連情報の発信で
日常から「気候変動」対策を提唱

2019年よりトラスト・ファイブのメディア事業で展開している、一人暮らし女性向けオウンドメディア「カーサミア」。ここでは【気候変動】によりいつ起こるか分からない、台風・洪水などの自然災害に対する安全性の意識を高めるための防災関連情報を数多く公開しております。

民間企業がハザード情報をより詳細にまとめ、発信する必要があると考え、重要な情報を『正確に分かりやすく』『必要とされている形で』伝えることをテーマに、防災・減災の観点からハザードマップの見方、防災士による災害への備え方などの知っておくべき情報を読みやすい記事としてお届けしています。

現に、平素から「防災リュックが重すぎる」などの具体的な情報に関するアクセスが多く、台風や大雨など予期せぬ事態が発生した際にはさらに多くのアクセスが集まることから、非常に重要な情報と判断し、民間だからこそ伝えられる『本当に知りたい情報』を継続して発信し続けております。

注目事例・2

廃棄されていた関東ローム層の土を
レンガに加工、建物に循環利用

テーマは「街を先導する省資源・省エネのエコビルへ」

2020年に高田馬場に完成した新築商業ビル「ファザーランド高田馬場」では、未利用資源である建築発生土、関東ロームの赤土をレンガとして加工し、外壁に採用しました。
工事で地面を掘り起こした際に出てくる建設発生土。武蔵野台地エリアの地質である関東ロームは、粘性が低いため、これまでレンガやタイルなどの原料としては向かないとされ廃棄されるものでしたが、ビルの外壁として採用することができました。
資源の循環利用、建設のサステナビリティを実現させています。

また、この煉瓦「EDO・Brick(エドブリック)」は、2021年グッドデザイン賞を受賞し、注目を集めています。

このほかにも、SDGs達成に向け様々な活動を実践しております。
それぞれの事業ごとにご紹介させていただきます。

持続可能なビル開発

将来へ続く、未来と共にある建築を推進しています

  • 【サステナブル資材の積極採用】により ゴール9:産業と技術革新の基礎をつくろう に優先的に取り組みます
  • 【高汎用性設計】により ゴール11:住み続けられるまちづくりを に優先的に取り組みます
  • 【サステナブル資材の積極採用】により ゴール12:つくる責任つかう責任 に優先的に取り組みます
  • ビル事業に関連し ゴール15:陸の豊かさも守ろう に貢献します

「いつまでも街に残り続ける建物であってほしい」そんな思いを持ちながら、トラスト・ファイブはビル開発をしております。建築というものづくりに関わる者として、これは大きな夢でもあります。
残り続けるとはつまり、将来にわたり必要とされること。時代の変化に柔軟に対応でき、かつ、害とならずに次の世代に迷惑をかけないこと。言い換えれば持続可能な開発です。
そのためのトラスト・ファイブの取り組みは大きく分けて2つ。【サステナブル資材の積極採用】、そして【高汎用性設計】です。

サステナブル資材の積極採用

不動産開発企業は、目先のコストパフォーマンスだけにとらわれず、長期的な社会全体への利益を見据えることが求められます。これを踏まえ、ビル建築にサステナブル資材を積極採用しています。

topics 1循環型資材

2020年2月に完成した「ファザーランド高田馬場」では関東ローム層を活用したレンガ〈 EDO・Brick(エドブリック)〉を採用しました。関東ローム層はこれまで建築発生土として廃棄され未利用でしたが、これをレンガとして活用。資源の循環を実現しました。

topics 2環境配慮型資材

2021年10月に完成した「コレタス吉祥寺」では、外壁にデザイン性を兼ね揃えた環境配慮型資材〈エステックウッド〉を採用。製作工程で薬剤を一切使用しない無公害木材であることに加え、耐朽性や耐水性などに優れた特性をもつメンテナンスフリー素材です。環境配慮型資材を採用することにより、将来の修繕工事による環境負荷を低減させることができます。

topics 3省エネ設備

2021年4月に完成した「ファザーランド渋谷Ⅲ」では東芝エレベータ社製省エネ型エレベーター〈SPACEL〉を採用。建築だけでなく設備の視点でも、常に技術の進歩をフォローし続け、最新の省エネ設備を積極採用することによりエネルギー消費の最小化を図ります。

高汎用性設計

地域性、将来性を鑑み、多様なテナントを迎え入れられるよう、汎用性の高い設計を行っています。入居するテナントをビルの設計や仕様で狭めてしまうと、将来「この建物は不便だから取り壊そう」と、スクラップアンドビルドが繰り返されてしまいます。いつまでも街に残り続けるよう願いを込め、開発段階から50年後を考えて設計しています。

topics 1凹凸の少ないスケルトン

サービス店舗用途の開発の際、可能な限り綺麗な箱型のスケルトンになるよう設計しています。スケルトンとは内装がのっぺらぼう、コンクリート打ち放しの状態を指します。障壁となる凹凸を少なくし綺麗な箱型になるよう設計することで、多様な入居テナントに対応することができると同時に、入退去時の作業工程を低減させることができます。

topics 2高強度長寿命フリーアクセスフロア

オフィス用途の開発の際は、自由な床下配線を可能とするフリーアクセスフロアを新築時に導入しています。使用するフロアパネルはスチールとモルタルで強化された、高強度長寿命型のフリーアクセスパネル。例えば重量物の機器を必要とするような特殊なテナントであっても、配線工事・補強工事無しに対応することができます。

topics 3大型排気ダクト

これまで業界慣例ではテナントの入退去ごとに排気ダクトを設置していました。しかしトラスト・ファイブでは入居が想定できる飲食店のサイズを計算し、汎用性の高い大型ダクトを新築時に設置。将来入退去ごとの廃棄を不要としました。取り付けや撤去工事による建物への負荷を軽減できることから、環境にも配慮しつつ建物の劣化を抑えることができます。

SDGsを発信するウェブメディア「カーサミア」

「カーサミア」は"誰一人取り残さない" 一人暮らしの女性応援ウェブサービスです

  • 【住まいと防災にまつわる情報提供】により ゴール11:住み続けられるまちづくりを ゴール13:気候変動に具体的な対策を に優先的に取り組みます
  • 【暮らしにまつわる情報提供】により ゴール12:つくる責任つかう責任 に優先的に取り組みます
  • 【女性のためのお金にまつわる情報提供】により ゴール5:ジェンダー平等を実現しよう に優先的に取り組みます
  • 【カーサミア】 により ゴール4:質の高い教育をみんなに、 に貢献します

ジェンダー平等やダイバーシティの重要性が説かれてきた昨今、不動産開発企業としてご提供できる情報は何でしょうか。
「カーサミア」のコンセプトは「女性が一人でも、のびのび暮らせるように」。
人生にはいろんな楽しみ方があります。ステレオタイプな価値観にとらわれず、のびのびと暮らす。そんな生きかたもこれからの時代、ますます認められていくでしょう。人生の楽しみ方は人それぞれですが、しかし社会弱者を生み出してはいけません。一人暮らし女性でも暮らしやお金、住まいで困らないよう、必要で正しい情報を提供し、後悔しない暮らし方・生き方の実現を応援します。

topics 1住まいと防災にまつわる情報提供

不動産開発企業として住宅開発を行ってきた期間も長いため、住まいに関しても得意分野です。交通アクセスや生活利便性だけでなく、不動産開発企業ならではの多様な視点から情報提供を行っています。そして、住まい選びでの疑問に編集部員である宅建士がお答えする相談室を運営。プロの知見を皆様に提供しています。

また、「カーサミア」では防災・減災の観点から地盤やハザードマップの解説や、災害への備え方の解説を公開しています。地震だけでなく台風・洪水などの気候変動に伴う自然災害に対する安全性の意識を高められるよう、重要な情報を正確に分かりやすく伝えるよう努めています。

topics 2暮らしにまつわる情報提供

一人暮らし女性の日々の暮らしがハッピーになるように、情報を提供しています。「サステナブルに暮らそう」という特集では、身近で今からでもすぐに取り入れられる、そして未来までずっと続けることができる、環境にも自分にもやさしい暮らしの情報を提供しています。

topics 3女性のためのお金にまつわる情報提供

「カーサミア」では、不動産関連企業が運営するメディアという特性を活かし、東京をはじめ家賃の高い街で暮らす女性に向けて、お金にまつわる情報を提供しています。

たとえば、家計の収支バランス。一般論として「家賃は手取りの3割」と言われていますが、カーサミアのブラウザアプリ「生活費シュミレーション計算ツール」では、家賃の高いエリアで手取りの3割以上の家賃を払いつつ、貯蓄も行なえる収支バランスを提案しています。女性の一人暮らしでは、ある程度のセキュリティの物件、治安のいい街を希望するケースが多いです。しかし一方で、女性は社会的な役割の差から収入が少なかったり、雇用が不安定だったりと経済的に不利な立場であることも珍しくありません。収入が少ない中で高額な家賃を払いながらであっても、暮らしを楽しみ、貯蓄も進めていくことで、将来への生活基盤を作っていくことを目的としています。

ほかにも貯金術や収入アップ術、家計を考慮した住まいの選び方など、経済的に不利になりがちな女性が今も将来もお金に困らず自立した暮らしを実現するための情報を提供しています。

トラスト・ファイブの社名の由来であり、企業理念でもある「5つの信条」。その心は共存共栄の精神にあります。これは「誰一人取り残さない」SDGsの理念に通じ、時代が我々の後押しをしてくれていると強く感じています。

持続可能な社会の実現に向け、ステークホルダーの皆様とパートナーシップを築き、事業の発展に合わせ、更なる拡大と取り組みを進めてまいります。