ビル業界トピックス

「(仮)ロールブランビル」テナント募集開始 アーケード沿いの狭小地に店舗・事務所・住宅の複合ビル

 Den(川崎市高津区)は、事業コーディネート業務を受託している東京都北区赤羽2丁目所在の新築ビル「(仮)ロールブランビル」が2024年3月下旬に竣工することに伴い、テナント募集を公式に開始する。

 同ビルは、abanba(横浜市中区)が設計監理を担当。約30坪の狭小地に、1階部分を商店街の連続性を守るための店舗区画、2~3階を事務所区画、4~5階を住戸(SOHO可)、5~6階をメゾネット住戸(SOHO可)とした複合用途の構成となっている。敷地面積は107・82㎡、延床面積429・35㎡、鉄骨造地上6階建て。

 建設地は、JR各線「赤羽」駅徒歩7分、東京メトロ南北線「志茂」駅徒歩9分、東京メトロ南北線「赤羽岩淵」駅徒歩9分に位置する東京最北の繁華街で多数の再開発が進行中の赤羽駅東口エリア、赤羽と志茂双方をつなぐアーケード「スズラン通り商店街」に位置し、豊富な飲食店と多種多様な店舗で賑わう街並みに加えて再開発による街の変遷を日々感じることのできる魅力の好立地という。

 用地は間口約5m、奥行21m弱の細長い敷地。アーケードとの敷地境界から建物を1m余セットバックし、屋外階段とバルコニーをアーケード側に開放するデザインとすることで、外部の環境を可能な限り取り込むことを意図した。

 Denは「今後も東京都・神奈川県を中心に、まちなか再生と狭小ビルの関係性について考察を深め、個人オーナーおよび中小企業向けに事業用ビル新築、再生など事業開発に係るコンサルティング事業を展開していきたい」と述べている。

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