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WOOC 「BIzcomfort日暮里」開業 ”オフィス街ではない”持ち味生かし高稼働に

 WOOC(東京都品川区)は先月18日、東京都荒川区にシェアオフィス「BIZcomfort日暮里」を開業した。

 「BIZcomfort日暮里」は、「日暮里」駅徒歩3分のホテル「アートホテル日暮里ラングウッド」内に開設した。経緯についてオフィス事業戦略チーム 課長補佐の國吉あゆみ氏は「インバウンド需要が増えるにつれて、宿泊客の利用も期待できると判断しました。近隣の『BIZcomfort西日暮里』は稼働率が高いため、『日暮里』駅界隈でもオフィス需要があると見込んでいます」と話す。

 ホテル併設型の拠点は、東京都港区の「BIZcomfort ザ ロイヤルパークホテル アイコニック 東京汐留」、静岡市葵区の「BIZcomfort静岡」に次いで3拠点目。今回「アートホテル日暮里ラングウッド」に開設したのは、ホテル内の結婚式場として使われていた区画。その名残を生かすべく、オフィス内の会議室等の扉は既存のものを採用。ホテルに保存されていた絵画を壁面に配置するなど、アートホテル「らしさ」を演出している。

 371・9㎡の広々とした空間には、コワーキングスペース35席、レンタルオフィス31戸を設営。コワーキングスペースには食事ができるカフェブース、集中できるサイレントブース、通話・Web会議専用の個室まで、需要に合わせて利用することができる。

 24時間365日利用が可能な無人運営の拠点となる。利用料金はレンタルオフィスが3万3000円から。コワーキングスペースは一日2200円、全日利用のプランで1万4850円。ホテル宿泊者、ホテル内レストランとホールの利用者のみドロップインの利用が可能で、1日1650円の特別価格で提供する。

 コワーキングスペースの利用者は一日当たり20~30名。レンタルオフィスは開業前に満室と、幸先の良いスタートを切った。「交通利便性や、日暮里エリアだからこその賃料の安さが、高稼働につながったととらえています。近隣にお住いの方の利用も多い傾向です。日暮里は『繊維の街』として栄えてきた歴史があり、新しいことを始めるのに適した街です。多様なニーズをくみ取りながら、『地元を大切にしながら働きたい』という利用者の声に寄り添っていきたいと思います」(國吉氏)。

 年内には東京・四ツ木や埼玉・和光でも新拠点を開設予定。WOOCでは今後も「BIZcomfort」の拠点拡大を進めていく。

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