ビル業界トピックス

サンフロンティア 管理物件にワイヤレス給電を導入 空調センサーに活用しZEB化と快適性向上に貢献

 サンフロンティア不動産(東京都千代田区)は、エイターリンク(東京都墨田区)が開発・製造したワイヤレス給電システム「AirPlug」を同社の管理物件に導入する。第一弾として、中規模既存オフィスビルをバリューアップした「SOLIX SHIBUYA」に採用する。

 導入物件では空調センサーの給電に活用。執務室のデスクや、会議スペースのテーブルの裏側に送電機を設置し、より人と近接した位置にセンサーを設置することで、空調吹出口付近と遠くで生じる室内の温度ムラを解消、通常2~4℃あるといわれる空調設定温度差を軽減する。

 サンフロンティア不動産では、カーボンニュートラル実現に向けて、オフィスビルのZEB化の普及推進、働きやすいオフィス環境整備に注力するとしている。

 「AirPlug」は、「電波を用いて人の居住環境にワイヤレス給電空間を創る」空間伝送型ワイヤレス給電ソリューション。最大17m以上の給電距離に加え、移動体に対しても給電することができる。

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