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京都で「寺院併設マンション」開発中

 三井不動産レジデンシャル(東京都中央区)は、京都府京都市下京区に分譲マンション「パークホームズ四条河原町」を建設している。建物完成時期は2025年2月下旬を予定している。

 立地は、阪急電鉄京都線「京都河原町」駅徒歩3分、京阪電気鉄道京阪線「祇園四条」駅徒歩9分。
 同物件は、敷地面積1474・14㎡、延床面積8178・09㎡、鉄筋コンクリート造地上10階。約400年を超える歴史を持つ「透玄寺」との寺院一体開発マンションプロジェクトで、歴史ある京都の寺院を次代へ継承し、寺院再生の新たなモデルケースとなることを目指す。

 外観・共用部デザインには、「透玄寺」の往時の設えを反映。アプローチには門構えを設え、柱には「透玄寺」の特徴である弁柄(ベンガラ)色を採用。また、瓦にはかつてと同じ「透」の銘が入ったものを新たに焼き直す。

 約5mの二層吹抜けのエントランスホールから階段を上がった二階には、伝統工芸が彩るコリドーを設置。オーナーズラウンジでは、アロマ、BGM、アートフラワーなど、五感を整え愉しむ空間を提供。屋上のエアーテラスには、枯山水風の庭園を設ける。

 環境への取り組みとしては、再生可能エネルギーの一括受電や屋上への太陽光パネルの設置を採用し、BELS認証における「ZEH-M Oriented」の取得を予定している。

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