ビル業界トピックス

WOOC 「ビズコンフォート浅草」開業

 コワーキングスペース・シェアオフィスの「BIZcomfort」を運営するWOOC(東京都品川区)は、今月1日に新拠点「BIZcomfort浅草」を開業した。

 つくばエクスプレス「浅草」駅徒歩2分、都営地下鉄浅草線・東武スカイツリーライン・東京メトロ銀座線「浅草」駅から徒歩6分、昔ながらの店舗がならぶ「すしや通り」と「たぬき通り」に面する。ホテルとして活用されていた地上7階建ての「井門浅草すしや通りビル」を、1階の店舗区画も含めて1棟丸ごと借り上げ、店舗区画含めて約280坪の大型シェアオフィス・コワーキングスペースとした。

 1階がエントランス、2~3階がフリーデスクのコワーキングスペース、4~7階が完全個室のレンタルオフィスで構成される。観光地で知られる浅草には、これといったシェアオフィスがなかった。一方で、渋谷・銀座・品川・新橋といった都心部から1本で移動できる利便性は、ビジネス立地として大きなアドバンテージとなる。起業の需要も高いとみて、今回は42の個室を開設。浅草の潜在的なオフィスニーズの発掘を目指す。

 オフィス事業戦略チームの國吉あゆみ氏は「コロナでインバウンドの集客が難しくなったと、ホステルの運営者からご相談いただいたのがきっかけです。浅草は交通アクセスの良さから、ビジネス的なポテンシャルも高いと捉えています。先月に募集を開始したところ、想定通りの反響で、レンタルオフィスは半分以上の35室が成約(2月8日時点)しています。ほかの拠点同様にフリーランスの方、士業の方、副業の方はもちろん、海外需要も増えています。特に中東アジアの事業者様、主な取引先が海外の企業という方からの問い合わせが多い傾向です」と話す。

 内装にはレンガや木材を使用し、浅草ならではの「昭和レトロ感」を演出。4~5階はビビッドカラーを取り入れた和風テイスト、6~7階はスタイリッシュな内装とするなど、フロアごとに異なるデザインとした。「BIZcomfort」の大半は無人拠点だが、浅草拠点にはコンシェルジュが常駐。中層階にはトランクルーム5室があり、契約することができる。

 2~3階のコワーキングスペースは全62席。飲食やWeb会議ができるカフェブース、全席仕切り付きのワークブース、声出し禁止で集中できるサイレントブースなどにゾーニングされている。また、2階には15分27円で使用できるフォンブース、3階には契約者専用の半個室のブース席をそれぞれ完備。ワークスタイルに合わせて働く場を選ぶことができるのも魅力だ。レンタルオフィスは2・25~23・55m2、最大定員6名。最上階は東京スカイツリーを望む眺望も魅力の一つとなっている。

 「築42年のビルで、坪単価が抑えられたことも反響の大きさにつながりました。『BIZcomfort浅草』では2月中の満室を目指し、引き続きリーシングを進めていきます」(國吉氏)

 コワーキングスペースの利用料金は全日プランで月1万4300円、ドロップインで1時間440円、1日1640円、レンタルオフィスは月額4万4000円~。「BIZcomfort」では今月27日に北千住エリア、来月1日には学芸大学エリアに新拠点の開設を予定している。

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